2017-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス貝

年をとるとだんだんイベントごとに疎くなるのか、ハロウィンが盛り上がっていたのにも気づかなかったし、ボジョレーも知らぬ間に解禁となり、「今年のボジョレーは濃くて旨いよ」と言われ、買おうかなと思ったときには見当たらず。 おかげでクリスマスも「な…

曲がり角ごとの驚き・21 コクとは何か

12月頭に久々に山に行ってきた。久々なのでお気楽に行ける丹沢。 甲子園風に言うなら3年ぶり2度目のコース。地味にキツいの忘れてた。 でもまあ、今年は見れないかなあと思っていた紅葉も見れて。 全長17kmのコース、最後は若干へばりながら舗装路へ出てバ…

あなたに会えて

あなたに会えて良かった、というタイトルにしようとした時、最初に思い浮かんだのはキョンキョンが可愛く歌う、パパとなっちゃん的な「あなたに会えて~良かったね~きっと~私~♪」だったのに、師走だもんで、いざ歌いだしたら「あなたに、会えて~よ~か~…

悲しくてやりきれない

あの報道が出た次の日、私は何も知らずにいたら、朝会社で来る人来る人皆が言うのです。 「まめさんおはようございます。日馬富士大変ですね」「貴ノ岩ヤバいすね」 それでニュースを調べたけれど、まさかこんなことになるなんて思わなかった。普段は相撲を…

曲がり角ごとの驚き・20 YOUは何しにここへ

「備えよ常に」 ボーイスカウトよろしく、この言葉がモットーな私であるが、ハイキングのつもりでうっかり雪の日光に行ってしまったこともある。 しょうがない、下界は晴れてたもの。 また、旅先で「ロープウェイ乗れば千畳敷行けるって!行っちゃお!」とつ…

言った先から

巷ではよく「成功者の法則」やら「引き寄せの法則」やらで、「願望は口に出すと叶う。一日一度は口に出して言おう」とかなんとか言うけど。 …なんというか、私の場合、言った先から挫ける気がする。 この前10月末に「ラジオ体操を続けてもう2ヶ月、これから…

LOVEっていうのは

母の妹、つまり叔母が、かつて米兵と結婚して横須賀の海軍基地に住んでいた。 旦那さんの名前、本名は忘れたけれどスマイリーと呼ばれていて、その名の通り笑顔の深い黒人の人。 母方の祖母は終戦後、進駐軍の売店PXで働いていたらしく英語が話せる。それで…

曲がり角ごとの驚きXⅨ 命短し

人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。 中島敦 山月記 李陵・山月記 (新潮文庫)作者:…

パンダがライバル

以前はパンダの写真を集めていた。 いや、可愛いですよ、おにぎりみたいでさ。 しかし、今年、コアラにフォーリンラブしてからの私はどうもパンダがいけすかない。 コアラの方が可愛いのに…。絶対絶対可愛いのに…。 パンダの顔、よく見たらめちゃめちゃ熊な…

C'est la vie

別にキリスト教徒ではないのだけれど、死ぬまでに一度、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を歩きたいと思っている。 帆立貝の殻をリュックにつけて、900kmばかりの道をひたすら、50日近くかけて歩く。最後は地の果て、フィニステラまで行くんだ。新大…

新世界の神となる 2017夏/青春5日目

青春18きっぷ、最後は伊能忠敬記念館目指して佐原に行こうかと計画していたが、日光に行ったら「そもそもなんで家康は神様になって、日光はパワースポットだとか言われてるのか」なんて事が気になりだして、久能山東照宮に行ってみようと決めた。 5:48横浜発…

きのことみれば

わりときのこが気にかかる性分。 きのこにまつわるエトセトラ - 90億の神の御名 きのこ狩り - 90億の神の御名 きのこの食べ方 - 90億の神の御名 これは昨年、天城縦走してきた時に見かけた、たわわに実るきのこ これは9月の日光霧降高原。こう毎日毎日雨続き…

曲がり角ごとの驚きXⅧ スキ+スキ=

古くはチョコレート+ミント、もはや日本においても完全に市民権を得たと言えるハニー+マスタード。ロイズがやりやがったチョコレート+ポテトチップス。朝マックのあの、甘い+しょっぱいベーコンっていうマックグリドル。もうついていけないチョコレート+ベー…

ままならない 2017夏/青春4日目

鹿鳴館 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/12/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る11月、秋の終わり、天長節が舞台のこの戯曲の中で、主人公朝子は切々と嘆く。 「ああ、ままならない…

四諦 2017夏/青春3日目

己の無知に直面した際、いつも頭に流れる曲。 知らなかったよーーーーー♪ 知らなかったよー。足尾銅山が日光市だとは。わたらせ渓谷鐵道の終点からバスで小一時間で日光市街に着くのだとは。 そうとも知らず私は9月頭に日光に行こうとホテルの予約まで済ませ…

時間の厚み

以前、ユーロスペースで「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」という映画を見た。オランダの王立オーケストラの創立125周年記念ワールドツアーを追ったドキュメンタリーで、演奏する側、聴く側の人生に音楽が重なってくる。中でも冷戦下…

千穐万歳

国技館の入り口正面のショーケースには優勝杯やら内閣総理大臣杯、優勝旗、盾などがずらっと展示されている。 こちら日伊国交樹立150周年記念賞の生ハム原木らしきものと、座れそうなチーズ。手前のミキサーの上部みたいなのはたぶんチェコ国友好杯のクリス…

曲がり角ごとの驚きXⅦ あの日へ行きませう

あの日、青春18きっぷで行った登呂遺跡の登呂博物館では「登呂発掘と静岡市の近現代」という企画展が開催されていた。 キャッチコピーは「あの日へ行きませう」 なんともノスタルジックで、それに相応しく、戦後のレトロな品々や映画ポスターが展示されてい…

新しい朝

35をすぎたらめっきり夜更かしができなくなった。 ここ数年ずっと11時には大体寝てしまい、朝は5時半くらいに起きるという老人のような生活だ。友達と旅行に行くと「え、もう寝る?」と毎回驚かれる。 築地の朝だが、もっと前は全然そんなんじゃなかった。毎…

光射す方へ 2017夏/青春2日目

青春18きっぷの旅、2回目は渡良瀬渓谷へ。 6:37新橋発快速ラビット宇都宮行き→7:51小山着→8:00小山発両毛線高崎行き→9:01桐生着 9:30のわたらせ渓谷鐵道トロッコ列車に乗る。トロッコ列車ってよく知らなかったけど、このように窓がない電車。 窓がない分景色…

曲がり角ごとの驚きXⅥ コアラのマーチ

日々は結構忙しい。けれど割りと笑顔で過ごしている。 全てはコアラのおかげだ。会社の机の周りはもはやコアラの写真だらけ。デスクトップの背景ももちろんコアラだ。 どんなに営業にイラっとしようとも、デスクトップを見れば「ああーん、もうなんでもいい…

チーかまと小心者

以前飲み屋で知り合った女の子で「酔うと必ずインスタント焼きそばを買ってしまう」という女の子がいた。 彼女は言う。 「この前もすごい飲んじゃった日があって、朝起きたら枕元に焼きそばがたくさん転がってたんですよー、でも買った記憶が全然なくてー」 …

VIRGINITY 2017夏/青春1日目②

青春18きっぷの旅1日目、登呂遺跡を出て。 11:21静岡発東海道線浜松行き→12:17掛川で豊橋行きに乗り換え→13:17豊橋着→13:21豊橋発新快速大垣行き→14:09金山着 戸惑いながら名鉄に乗り換えて神宮前。 駅ビルの昭和感に震えつつ熱田神宮へ。 明治維新後、官幣…

MUJI 2017夏/青春1日目①

夏と冬のみ販売され、日本全国兎にも角にも鈍行でどこまでも行ける魔法のチケット、青春18きっぷ。 若かりし日には始発から終電まで電車に乗り倒したこともある。別に鉄道マニアじゃないけれど、ともかくどこか遠くへ行きたくて。 夏が来る前は、18切符でど…

曲がり角ごとの驚きXV あの場所

ちょっと前から電車の液晶広告で「ダムパシャ」というのを見かけるようになった。 カメラ女子が八ッ場ダム建築現場で、“インスタ映え”みたいな写真を撮る、清水建設主催のイベントがあるらしい。 カメラ女子ブーム、大人の社会科見学ブーム、ダム萌え、ニッ…

生くる悩み

日々は大体野球とコアラでできている。 まるでストレスフリーな人生みたいだけれど、それなりに考えたり落ち込んだりすることもある。まあ、そんなに大層なことでもないけれど。昨日は楽しみにしていた甲子園4日目。あっさり横浜高校が負けてしまうので、「…

子守熊

子守熊と書いてコアラ。そのまま「コモリグマ」と呼ばれることもあるんですって。 どこのどなたのセンスだか存じないが、素晴らしいネーミングだ。 去年の9月に生まれた埼玉県こども動物自然公園の赤ちゃんコアラ、ニーナ。これは5月の写真。 3月はこんなだ…

曲がり角ごとの驚きXⅣ 熱々の五平餅

郷土料理のお店で生まれて初めてきりたんぽを食べた時の感想。「あ、ご飯」 飛騨高山で人生初の五平餅を食べた時の感想。「あ、ご飯」 どちらもつぶしたご飯を棒につけて甘辛系の味噌なんかを塗った感じの食べ物だ。 そんな五平餅、根強い人気があるのか、時…

光陰矢の如し

土曜日は第99回全国高等学校野球選手権神奈川大会決勝を見に横浜スタジアムに行ってきた。 決勝の組み合わせは横浜高校×東海大相模高校。 去年は夏風邪をひいて家でテレビ観戦だったので、決勝を見に行くのは2年ぶり。 そしてこの横浜×東海大相模という決勝…

二度訪れる夏

学生の頃、夏休みはいつも、7月はすごくゆっくり感じられて「夏休みが始まった!」「まだこんなに夏休みが残ってる!」と思っていたのに8月に入ったらあっという間だった。きっと学生さんたちは今「夏休み始まった!」とのんびり構えているんだろう。大人た…