旅行けば

おいしい罠

ここ数年、よくネットで「無限ナントカ」とか「悪魔のナントカ」とか「やみつきナントカ」と言った簡単レシピが紹介されて話題になっているのだけれど、どうもあれらの食べ物をあまり美味しいと思えたことがない。 特にダメだったのはコレ。甘すぎてうえー、…

人間的な、あまりに人間的な

年末に上海に行ってきた。 休みがあるからどこか行こう、飛行機に長時間乗るのは嫌だから近場にしよう、台湾は「パワースポットで恋力アップ!」みたいな女子が多そうだから避けよう…と思っていた矢先に江蘇省の観光サイトを見かけ 蘇州!蘇州夜曲!上海から…

クリスマス貝

年をとるとだんだんイベントごとに疎くなるのか、ハロウィンが盛り上がっていたのにも気づかなかったし、ボジョレーも知らぬ間に解禁となり、「今年のボジョレーは濃くて旨いよ」と言われ、買おうかなと思ったときには見当たらず。 おかげでクリスマスも「な…

曲がり角ごとの驚き・20 YOUは何しにここへ

「備えよ常に」 ボーイスカウトよろしく、この言葉がモットーな私であるが、ハイキングのつもりでうっかり雪の日光に行ってしまったこともある。 しょうがない、下界は晴れてたもの。 また、旅先で「ロープウェイ乗れば千畳敷行けるって!行っちゃお!」とつ…

新世界の神となる 2017夏/青春5日目

青春18きっぷ、最後は伊能忠敬記念館目指して佐原に行こうかと計画していたが、日光に行ったら「そもそもなんで家康は神様になって、日光はパワースポットだとか言われてるのか」なんて事が気になりだして、久能山東照宮に行ってみようと決めた。 5:48横浜発…

ままならない 2017夏/青春4日目

鹿鳴館 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/12/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る11月、秋の終わり、天長節が舞台のこの戯曲の中で、主人公朝子は切々と嘆く。 「ああ、ままならない…

四諦 2017夏/青春3日目

己の無知に直面した際、いつも頭に流れる曲。 知らなかったよーーーーー♪ 知らなかったよー。足尾銅山が日光市だとは。わたらせ渓谷鐵道の終点からバスで小一時間で日光市街に着くのだとは。 そうとも知らず私は9月頭に日光に行こうとホテルの予約まで済ませ…

曲がり角ごとの驚きXⅦ あの日へ行きませう

あの日、青春18きっぷで行った登呂遺跡の登呂博物館では「登呂発掘と静岡市の近現代」という企画展が開催されていた。 キャッチコピーは「あの日へ行きませう」 なんともノスタルジックで、それに相応しく、戦後のレトロな品々や映画ポスターが展示されてい…

光射す方へ 2017夏/青春2日目

青春18きっぷの旅、2回目は渡良瀬渓谷へ。 6:37新橋発快速ラビット宇都宮行き→7:51小山着→8:00小山発両毛線高崎行き→9:01桐生着 9:30のわたらせ渓谷鐵道トロッコ列車に乗る。トロッコ列車ってよく知らなかったけど、このように窓がない電車。 窓がない分景色…

VIRGINITY 2017夏/青春1日目②

青春18きっぷの旅1日目、登呂遺跡を出て。 11:21静岡発東海道線浜松行き→12:17掛川で豊橋行きに乗り換え→13:17豊橋着→13:21豊橋発新快速大垣行き→14:09金山着 戸惑いながら名鉄に乗り換えて神宮前。 駅ビルの昭和感に震えつつ熱田神宮へ。 明治維新後、官幣…

MUJI 2017夏/青春1日目①

夏と冬のみ販売され、日本全国兎にも角にも鈍行でどこまでも行ける魔法のチケット、青春18きっぷ。 若かりし日には始発から終電まで電車に乗り倒したこともある。別に鉄道マニアじゃないけれど、ともかくどこか遠くへ行きたくて。 夏が来る前は、18切符でど…

曲がり角ごとの驚きXV あの場所

ちょっと前から電車の液晶広告で「ダムパシャ」というのを見かけるようになった。 カメラ女子が八ッ場ダム建築現場で、“インスタ映え”みたいな写真を撮る、清水建設主催のイベントがあるらしい。 カメラ女子ブーム、大人の社会科見学ブーム、ダム萌え、ニッ…

曲がり角ごとの驚きⅪ ぼくらが旅に出る理由

高校時代の友人Tと、もうかれこれ20年位ずっと年に数回旅行に出かけている。 Tはやたらめったら忙しいと評判の職業であるSE故、毎日帰宅も日付が変わる頃らしい。その時間には既に就寝中の私の携帯に時折Tから不穏なメッセージが投げ込まれている。 「普通の…

三途の川の向こう側

三大「友達や親と“いつか一緒に行こうね”と約束する場所」は上高地、尾瀬、屋久島。 どれもまあ、国内だし行こうと思えば行けるけど、なんだかはるか遠くの夢の国みたいで「死ぬまでに1回行ければいいや」なんて後回しにしている。 が、課長はにんまり笑って…

曲がり角ごとの驚きⅩ 使いみちのない風景

すべては冠を頂いた幼年期のなかに坐っている 曲がり角ごとの驚き トリスタン・ツァラ「内面の顔」 犬も歩けば棒に当たるし、曲がり角を曲がるたびに、 どこかへ出かけるたびに、おかしなものばかりが目につくし。 ベトナムの看板。おそらく高圧電流がどうの…

曲がり角ごとの驚きⅨ 青木の仕業

埼玉で過ごした高校時代、後輩がほりのぶゆきにハマっていて「先輩も読んで下さいよ」と薦めてくれた。江戸むらさき特急(2) (ビッグコミックス)作者: ほりのぶゆき出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/12/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見…

こんなはずじゃ

こんな~はずじゃあなかったよね~♪ 去年のGW。浮かれ気分で千畳敷。 高原のお散歩気分でロープウェイを降りたらそこは雪国だった。 去年の12月。浮かれ気分で日光。 木道を陽だまりハイクと思ったら笑っちゃうくらいに雪。 今年のGW。3年ぶりに西丹沢の檜洞…

曲がり角ごとの驚きⅢ こんぴらさん201703・奉納品

四国旅行を決めた頃、ちょうどブラタモリがこんぴらさんの回で、特別に奉納品館を見せてもらったタモリさんが様々な奉納品を前に「いや、これ迷惑だよね」と苦笑していた。 そんなのは奉納品館だけのことだろうと思っていたら、こんぴらさんはそれ程甘い場所…

乗る旅 ~高松高知201703~

有給をとって2泊3日で四国へ。 のんびり大人旅のはずが、行きたいところが多すぎて旅行代理店も真っ青の強行軍に。 金曜朝6時の羽田。 出張の人が多いせいか空港行きのリムジンバスがとても混んでいた。 国内線だからか、飛行機の座席はこんな感じでなんか簡…

曲がり角ごとの驚きⅠ スペイン201608・ピクト

すべては冠を頂いた幼年期のなかに坐っている 曲がり角ごとの驚き トリスタン・ツァラ「内面の顔」 犬も歩けば棒に当たるし、曲がり角を曲がるたびに、 どこかへ出かけるたびに、おかしなものばかりが目につくし。* 乗り継ぎをしたドーハのハマド国際空港の…

心にかけた鍵

立春ですね。 これは長野の元善光寺近くの商店街に貼られていた立春大吉札。横の魔除け札の絵が面白くて写真を撮ったけど、調べて見たらたくさんのお寺が同じ絵柄を使っているんだな。お寺や神社に貼られたお札を見るたびに思い出すのは、かわぐちかいじの漫…