パンダがライバル

以前はパンダの写真を集めていた。 いや、可愛いですよ、おにぎりみたいでさ。 しかし、今年、コアラにフォーリンラブしてからの私はどうもパンダがいけすかない。 コアラの方が可愛いのに…。絶対絶対可愛いのに…。 パンダの顔、よく見たらめちゃめちゃ熊な…

C'est la vie

別にキリスト教徒ではないのだけれど、死ぬまでに一度、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を歩きたいと思っている。 帆立貝の殻をリュックにつけて、900kmばかりの道をひたすら、50日近くかけて歩く。最後は地の果て、フィニステラまで行くんだ。新大…

新世界の神となる 2017夏/青春5日目

青春18きっぷ、最後は伊能忠敬記念館目指して佐原に行こうかと計画していたが、日光に行ったら「そもそもなんで家康は神様になって、日光はパワースポットだとか言われてるのか」なんて事が気になりだして、久能山東照宮に行ってみようと決めた。 5:48横浜発…

きのことみれば

わりときのこが気にかかる性分。 きのこにまつわるエトセトラ - 90億の神の御名 きのこ狩り - 90億の神の御名 きのこの食べ方 - 90億の神の御名 これは昨年、天城縦走してきた時に見かけた、たわわに実るきのこ これは9月の日光霧降高原。こう毎日毎日雨続き…

曲がり角ごとの驚きXⅧ スキ+スキ=

古くはチョコレート+ミント、もはや日本においても完全に市民権を得たと言えるハニー+マスタード。ロイズがやりやがったチョコレート+ポテトチップス。朝マックのあの、甘い+しょっぱいベーコンっていうマックグリドル。もうついていけないチョコレート+ベー…

ままならない 2017夏/青春4日目

鹿鳴館 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/12/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る11月、秋の終わり、天長節が舞台のこの戯曲の中で、主人公朝子は切々と嘆く。 「ああ、ままならない…

四諦 2017夏/青春3日目

己の無知に直面した際、いつも頭に流れる曲。 知らなかったよーーーーー♪ 知らなかったよー。足尾銅山が日光市だとは。わたらせ渓谷鐵道の終点からバスで小一時間で日光市街に着くのだとは。 そうとも知らず私は9月頭に日光に行こうとホテルの予約まで済ませ…

時間の厚み

以前、ユーロスペースで「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」という映画を見た。オランダの王立オーケストラの創立125周年記念ワールドツアーを追ったドキュメンタリーで、演奏する側、聴く側の人生に音楽が重なってくる。中でも冷戦下…

千穐万歳

国技館の入り口正面のショーケースには優勝杯やら内閣総理大臣杯、優勝旗、盾などがずらっと展示されている。 こちら日伊国交樹立150周年記念賞の生ハム原木らしきものと、座れそうなチーズ。手前のミキサーの上部みたいなのはたぶんチェコ国友好杯のクリス…

曲がり角ごとの驚きXⅦ あの日へ行きませう

あの日、青春18きっぷで行った登呂遺跡の登呂博物館では「登呂発掘と静岡市の近現代」という企画展が開催されていた。 キャッチコピーは「あの日へ行きませう」 なんともノスタルジックで、それに相応しく、戦後のレトロな品々や映画ポスターが展示されてい…

新しい朝

35をすぎたらめっきり夜更かしができなくなった。 ここ数年ずっと11時には大体寝てしまい、朝は5時半くらいに起きるという老人のような生活だ。友達と旅行に行くと「え、もう寝る?」と毎回驚かれる。 築地の朝だが、もっと前は全然そんなんじゃなかった。毎…

光射す方へ 2017夏/青春2日目

青春18きっぷの旅、2回目は渡良瀬渓谷へ。 6:37新橋発快速ラビット宇都宮行き→7:51小山着→8:00小山発両毛線高崎行き→9:01桐生着 9:30のわたらせ渓谷鐵道トロッコ列車に乗る。トロッコ列車ってよく知らなかったけど、このように窓がない電車。 窓がない分景色…

曲がり角ごとの驚きXⅥ コアラのマーチ

日々は結構忙しい。けれど割りと笑顔で過ごしている。 全てはコアラのおかげだ。会社の机の周りはもはやコアラの写真だらけ。デスクトップの背景ももちろんコアラだ。 どんなに営業にイラっとしようとも、デスクトップを見れば「ああーん、もうなんでもいい…

チーかまと小心者

以前飲み屋で知り合った女の子で「酔うと必ずインスタント焼きそばを買ってしまう」という女の子がいた。 彼女は言う。 「この前もすごい飲んじゃった日があって、朝起きたら枕元に焼きそばがたくさん転がってたんですよー、でも買った記憶が全然なくてー」 …

VIRGINITY 2017夏/青春1日目②

青春18きっぷの旅1日目、登呂遺跡を出て。 11:21静岡発東海道線浜松行き→12:17掛川で豊橋行きに乗り換え→13:17豊橋着→13:21豊橋発新快速大垣行き→14:09金山着 戸惑いながら名鉄に乗り換えて神宮前。 駅ビルの昭和感に震えつつ熱田神宮へ。 明治維新後、官幣…

MUJI 2017夏/青春1日目①

夏と冬のみ販売され、日本全国兎にも角にも鈍行でどこまでも行ける魔法のチケット、青春18きっぷ。 若かりし日には始発から終電まで電車に乗り倒したこともある。別に鉄道マニアじゃないけれど、ともかくどこか遠くへ行きたくて。 夏が来る前は、18切符でど…

曲がり角ごとの驚きXV あの場所

ちょっと前から電車の液晶広告で「ダムパシャ」というのを見かけるようになった。 カメラ女子が八ッ場ダム建築現場で、“インスタ映え”みたいな写真を撮る、清水建設主催のイベントがあるらしい。 カメラ女子ブーム、大人の社会科見学ブーム、ダム萌え、ニッ…

生くる悩み

日々は大体野球とコアラでできている。 まるでストレスフリーな人生みたいだけれど、それなりに考えたり落ち込んだりすることもある。まあ、そんなに大層なことでもないけれど。昨日は楽しみにしていた甲子園4日目。あっさり横浜高校が負けてしまうので、「…

子守熊

子守熊と書いてコアラ。そのまま「コモリグマ」と呼ばれることもあるんですって。 どこのどなたのセンスだか存じないが、素晴らしいネーミングだ。 去年の9月に生まれた埼玉県こども動物自然公園の赤ちゃんコアラ、ニーナ。これは5月の写真。 3月はこんなだ…

曲がり角ごとの驚きXⅣ 熱々の五平餅

郷土料理のお店で生まれて初めてきりたんぽを食べた時の感想。「あ、ご飯」 飛騨高山で人生初の五平餅を食べた時の感想。「あ、ご飯」 どちらもつぶしたご飯を棒につけて甘辛系の味噌なんかを塗った感じの食べ物だ。 そんな五平餅、根強い人気があるのか、時…

光陰矢の如し

土曜日は第99回全国高等学校野球選手権神奈川大会決勝を見に横浜スタジアムに行ってきた。 決勝の組み合わせは横浜高校×東海大相模高校。 去年は夏風邪をひいて家でテレビ観戦だったので、決勝を見に行くのは2年ぶり。 そしてこの横浜×東海大相模という決勝…

二度訪れる夏

学生の頃、夏休みはいつも、7月はすごくゆっくり感じられて「夏休みが始まった!」「まだこんなに夏休みが残ってる!」と思っていたのに8月に入ったらあっという間だった。きっと学生さんたちは今「夏休み始まった!」とのんびり構えているんだろう。大人た…

曲がり角ごとの驚きXⅢ 傍観者・丼・後悔

傍観者には自己の歴史がない。傍観者は舞台の上に居るには居るがしかし、役者ではない。傍観者は聴衆ですらもない。芝居とそれを演ずる役者の命運は聴衆に左右される。が、傍観者の反応は彼以外の他の誰にも効果を及ぼさない。とはいうものの、傍観者は--…

理想の職場

会社から東京ドームへは約10分、神宮だったら30分。 カープファンの係長、中日ファンの同僚もいて、ちょくちょく野球の話もできるし、高校野球決勝戦に行くために有給をとっても怒られない、野球好きにとってありがたい職場だ。6月は営業年度締めや、もうす…

曲がり角ごとの驚きⅫ コアラの園

春先に三浦半島へ遊びに行ったら「エデンの園」という老人ホームの広告がバンバン貼ってあってちょっと驚いた。 エデンの園…か。エデンの園ってあの、パンツはいてないとこだけど…。 * それはさておき、関東でコアラを見ることのできる動物園は3つある。多…

傲慢とアイス

元気があればなんでもできる。 …そうですね、猪木さん。*節電とか電気使用量の集中を防ぐため、鉄道会社の混雑緩和対策…。おそらくお国と企業の苦肉の策の一環だと思うけど何年か前から朝活だのエクストリーム出社だのがもてはやされている。 朝活=デキる…

2015年のラグビーボール

ある日、何かが僕たちの心を捉える。なんでもいい、些細なことだ。バラの蕾、失くした帽子、子供の頃に気に入っていたセーター、古いジーン・ピットニーのレコード…、もはやどこにも行き場所のないささやかなものたちの羅列だ。二日か三日ばかり、その何かは…

曲がり角ごとの驚きⅪ ぼくらが旅に出る理由

高校時代の友人Tと、もうかれこれ20年位ずっと年に数回旅行に出かけている。 Tはやたらめったら忙しいと評判の職業であるSE故、毎日帰宅も日付が変わる頃らしい。その時間には既に就寝中の私の携帯に時折Tから不穏なメッセージが投げ込まれている。 「普通の…

ゴリラデイズ

ここ最近、コアラ見たさによく動物園に行くので、職場でもちょいちょい動物の話をしてしまう。 多摩動物園の象がルールに厳しいらしい。象社会もいろいろあるんだな、とか。 そんな話をいつもニコニコ聞いてくれていた、同僚のタカハシさんが先日すごい事を…

三途の川の向こう側

三大「友達や親と“いつか一緒に行こうね”と約束する場所」は上高地、尾瀬、屋久島。 どれもまあ、国内だし行こうと思えば行けるけど、なんだかはるか遠くの夢の国みたいで「死ぬまでに1回行ければいいや」なんて後回しにしている。 が、課長はにんまり笑って…