飼い猫が鳴くので

猫を引き取ることに決めたのは9月の終わり。
10月の頭にはシンガポールに行ってきた。

やっぱ暑い国はいいな。いろんな文化が混ざり合ってるのもいい。イスラム寺院ヒンズー教寺院、仏教寺院が混在している。また絶対来ようと心に誓ったが、その「また」は訪れるのだろうか。

11月は台湾に行く予定だったがキャンセルした。キャンセル料はギリギリ発生しないタイミングだったので良かった。
12月末に蔵王樹氷を見に行こうと思っていたがキャンセル。これもキャンセル料なし。
問題はゴールデンウィークに行く予定だったマルタ島だ。
9月頭、来年のゴールデンウィークは10連休、という噂を聞いて速攻で予約してしまった。
マルタ島で、岩合さんの如く地中海を眺めながら猫をなでて来ようと思っていたのだ。
予約時、キャンセルできないと書いてあったが、災害でも来ない限り行くだろうと思って予約した。

だが、猫が来る。
よりによってこのタイミングか…。
もちろん猫を飼いたいとは思っていた。近所の野良猫をストーカーの如く追いかけたりもした。周囲の猫飼い友人たちにも「猫いいなあ、いいなあ」と言い続けてきた。
しかし今か!!

まるで、いつかは結婚する予定でいた彼女に「子供ができたの」と言われた男の気持ち…。
「嬉しい、もちろん嬉しいけど、今なのか…」みたいな。そんな気持ちをハッキリ理解してしまった。

そして生後2か月のニャンコがやってくる。もうカリカリも食べれるし、お留守番も大丈夫じゃない?とは言われてたけど、私が仕事に行っている間12時間留守番させるのが不安で不安で、猛ダッシュで帰宅した。
ともかくあまり留守番させてはいけないと、夜に第九を聞きに行く日は有休をとって、昼間は猫についていた。
f:id:mame90:20140730192140j:plain:w350
年始、会社で舞の海の講演会があり、どうしても参加したくて帰宅が21時半になった。
もう、講演会の途中から猫ばっかり気になっていた。ともかくシリコン入れた話が長いのだ。シリコン、もういいから!!猫まってるから!!
ダッシュで帰宅して、猫に詫びをいれ、いつもよりいいご飯をあげた。

だいぶ猫との生活ペースも落ち着いてきたが、週末2日続けてでかけようものなら猫からクレームが入る。
「うう~~~ん、もう~」みたいな鳴き方をされるのだ。お前は飲み屋のホステスか!
しかしこちらも飲み屋の客の如く「ははは、うい奴め」と鼻の下を伸ばす。

そんな日々の中で、私は決意しましたよ。
もうゴールデンウィークにマルタへは行かない。
どうせ、マルタで猫に出会っても、自分の猫が気になってしまう。
マルタ島の滞在費、オプションツアー費、猫預ける費用、等が追加されることを考えたら、これ以上のお金をはらってまで「猫が気になってあんまり楽しめなかった旅行」をする意味がない。
ダメ元でルフトハンザに電話で問い合わせをしてみたら、詳しく計算しないとわからないがキャンセル費用を払ってキャンセルできるとのことだった。
宿泊と合わせて29万円のうち、21.5万は返ってきた。良かった…。ありがとう、ルフトハンザ。

飼い犬が手を噛むので/筋肉少女帯
飼い犬が手を噛むので、私ここで帰ります!

飼い猫が鳴くので、私旅行へは行きません。
飼い猫が鳴くので、私週末に二日続けて出かけません。
飼い猫が鳴くので、私すっかりひきこもりです。
飼い猫が鳴くので、このところ動物園にも行けていません。行きつけの埼玉の動物園のコアラ舎の工事も終わったのに。

猫はもしかしたら「うぜえ、まだ出かけねえのかよ、バタバタうるせえよ!」とか思ってるかもしれないのにな。