どんなときも


槇原敬之 - どんなときも。

♪昔は良かったねといつも口にしながら生きていくのは本当にいやだから~
…ってほどイヤではなく、「昔はよかった」と思うこともある。「今もわりといいよね」とだって思う。負け惜しみと言われるかもしれないけど。

9月の終わり、Twitterラグビーアカウントが「あの熱狂から1年」と騒ぎ始め、「ああ、ワールドカップから1年か」としみじみした。
そしてかえる姉さんと「去年の今日、みなとみらいに行ったよね。本当に楽しかったね」とLINEした。
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私は正直、このコロナ禍での引きこもり生活が好きなので、それほど「以前の生活に戻りたい」とは思っていないのだけれど、スポーツに関してだけは「あの熱狂をもう味わえないのだろうか」と少し寂しく思う。


去年の今頃、新横浜がハチマキ姿の外国人たちに占拠されていたこと、みんなで大声でカントリーロードを歌った事、まるで全部夢のよう。
Jsportsでもここぞとばかりに去年の試合を放送し始めるので、見てはまた涙ぐむ。
あの日、スタジアムに行けて本当に幸せだったな。
大会期間中、ファンゾーンも会場までの道のりもずっと楽しかった。
帰宅後に録画したの見ながらかえる姉さんと夜中までまた実況LINEしたり。
「四年に一度じゃない、一生に一度だ」というキャッチコピーを、今年になっても噛みしめている。


さて、今年は相撲も本場所を見に行けたのは1月が最後だ。その後、2月に豪風引退相撲を見てからは国技館に行けていない。
7月場所、9月場所はチケット発売されていたのだけれど、飲酒禁止、飲食も控えめに、座席も1個とばし、掛け声禁止、等の制約が多くて、なんとなく「まだいいかな」と見送ってしまった。
その代わり、テレビ中継はよく見た。何せ今はテレワークメインで週1,2回の出勤なのだ。
場所中は13時からabemaTVを流しながら仕事していた。おかげで照ノ富士や千代の国や宇良くんの復活も、翔猿の活躍も、正代の優勝もバッチリ追っていた。

正代、初優勝おめでとう。今場所の正代はカッコ良すぎてビビった。
ほんわかくまモンかと思ってたらヒグマみたいだった。

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2018年五月場所 鶴竜の優勝パレードの旗手を務める正代。

「パレードないの残念だね~、でもあの時の優勝パレードも良かったねえ」「ナイス人選だったよねえ」なんて相撲友達と過去を懐かしんだりもした。
こんな風に家で、時折猫を撫でながら、相撲を流しながら、仕事できる今だって相当幸せだよ。
この先どうなるかわからないけれど、去年と同じように金木犀の花の香りのする秋の夜、猫を撫でながら思う。
過去を振り返って「あの頃楽しかったな」と思えるのも幸せだし、今も悪くないなと思えることも幸せだ。

11月場所も家で相撲を見ながら仕事したいです、サンタマリア。