彗星

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小学生の頃、ハレー彗星がやって来るというので世間は大騒ぎだった。
ドラえもんハレー彗星の回があったのもあの頃だったんじゃないかと思う。
小学何年生とかコロコロコミックとか、そんなので読んだような気がする。
75年か76年周期でやって来るというあの彗星が次に現れるのは2061年らしい。
その頃私は85歳だな。ギリ生きてるかしら。死んでるかしら。

そうして久しぶりにやって来る彗星みたいに、小沢くんの新曲がやって来た。

小沢健二『彗星』MV Ozawa Kenji “Like a Comet”

高校生の頃、ラジオで繰り返し繰り返し流れた「今夜はブギー・バック」ですとーんと恋に落ちてから、ずっとずっと小沢くんが好きだった。
それでも、ひふみよの後くらいから「なんだか小沢くんも大人になっちゃったんだな」と思ったり、「私も大人になったんだな」とか「もういいかな」とか思った時期もあったんだけれども、久々に小沢くん!!な小沢くんの曲で、イントロから「ああ、小沢くんが帰ってきた」と思った。

そして時は2020
全力疾走してきたよね
1995年
冬は長くて寒くて
心凍えそうだったよね

そんな風に始まるから、高校の教室やラジオで「今夜はブギー・バック」を聞いていた頃のことを在々と思い出して、いろいろあったなあ、と感慨に耽る。
いろいろあって、大人になって、でも結局彗星のように戻ってきたり、変わらなかったり、やっぱり小沢くんが好きだ。

先週の金曜日はミュージックステーションに小沢くんが出るというので、チコちゃん見てからそわそわ待っていた。
Mステ待ち、なんて何年ぶり、いや何十年ぶりかしら。すっかり気分は高校生で、ジャニオタの同僚や小沢好きな友人に「Mステ見てる?」なんてLINEしたりする。
あの頃、LINEなんてなかったけど、電話したりFAXを使ったりキュンキュンしながら友達とユニコーンTMネットワーク岡村靖幸や小沢くんのこと、話してたなあ。

So kakkoii 宇宙

So kakkoii 宇宙

そして今日は小沢くんの新しいアルバムが届いた。
朝からずっと「今日届く」と心待ちにしていた。家に帰ってコートも脱がずにまず封筒をあけた。

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ちょっとバラバラになっちゃいそうな装丁だったのでジップロックに保管。
いやはや、CDアルバム1枚にこんなにトキめくなんてそれこそ高校生の頃みたい。

ずっと好きだったものは、その時間の分だけもっと好きになるな。
ずっと待っていたものは、その時間の分だけもっと嬉しくなるな。

彗星みたいにまた巡ってきた、あの頃のときめきだとか、好きな気持だとか、そんなことがものすごく幸せで嬉しい。
So Kakkoii
So Happy

どうもありがとう、小沢くん。