曲がり角ごとの驚きXⅧ スキ+スキ=
古くはチョコレート+ミント、もはや日本においても完全に市民権を得たと言えるハニー+マスタード。ロイズがやりやがったチョコレート+ポテトチップス。朝マックのあの、甘い+しょっぱいベーコンっていうマックグリドル。もうついていけないチョコレート+ベーコン。チリパウダー+ライムのカクテル…。
いつも海外の人々のあの、好きなものへの純粋な情熱に心の底から感心する。体裁とか体面とか伝統とか格式とか侘びサビとか引き算の美学とか、そういう面倒な事に縛られず、臆面もなく「あれもスキ!これもスキ!」「好きなもの全部入れちゃう!」「スキ+スキ=HAPPY!!」って無邪気にはしゃげるあの感覚、すごい。
ドリンクバーでウキウキしながら全部まぜてくる小学生男子みたいなピュアハート。
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ところで。
江戸時代、火消しは女にモテモテだったらしい。まあ「火事と喧嘩は江戸の華」とか言われて、不謹慎にも胸躍るあの火事場で夜毎炎と闘う男たちは非日常性も相まって7割増しで素敵に見えたことでしょう。
今ではうどん店で昼食を食べていただけでクレーム入れられてしまったり、いじめ自殺が話題になったり、なんとなくヒーロー感が薄れた感じもあるが、海外ではまだ消防士はものすごくヒーローのようだ。
子供たちのあこがれの職業で尚且つ女にモッテモテ。おまけにカレンダーも発売されている。それも様々な国で。
アメリカ。
カナダ。
そしてオーストラリア。
初めて消防士カレンダーの存在を知ったのが、この記事からだった。なぜこうもゲイゲイしく、みんなして脱ぎやがるのか。。。なぜ消防士なのか。
職場のフランス帰り女子にふとそんな話をした所、女子は「あああフランスにもカレンダーあります!しかも相当脱いでる!ほぼ出てる!」と仰る。なんだってーーー!?
こちらは普通に半裸なおフランス消防士。相当脱いでるリンク先は自己責任で→ワーオ♡
ね、ねえ…どの層に需要が…と慄きながら尋ねた所、フランス帰り女子は真顔で言いました。
「ゲイとレイディース、両方だと思います。独立記念日に消防士パレードがあるんですけど、女子がものすごく群がってました」
そうね…、ゲイとレイディース。うん、無敵のマーケット…。けど…公務員じゃないのかしら…?公務員がそんなに脱いでて大丈夫?
大体なぜ消防士限定なのか。警察はダメか。権力を匂わせるからか。軍隊はダメか。国家の威厳に関わるからか。火の使用により大きな発展を遂げてきた人類はやはり、火をコントロールする存在に強く惹かれるものなのか…。
考えれば考えるほど、画像フォルダに半裸の消防士の写真が蓄積されていく。
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2年ほど前、初めて消防士カレンダーの存在を知った時は「マニアな世界があるもんだ」と呑気に笑っていた。
だが今年。毎日毎日病的なほどにコアラの写真を見つめ、新たなコアラの写真を探し求める私の目に飛び込んできたのはこれ。
あああああああああああああああ!!!
嗚呼!嗚呼!あああああああああ。ついにやりやがったか。そうよね、地元枠よね…。オーストラリアの特権よね。
「消防士=スキ!」「コアラ=スキ!」スキ+スキのこの暴挙。筋肉とコアラのマリアージュ。
ここここんなの鼻血でる。
すごいな…ものすごいことしてくるな。なんて無邪気且つ自由に「好き」の全部乗せしてくるのか。わたくしなんて慎ましやかな日本人だから「こんなことしていいのか…」とただただ恐れおののいて顔を覆ってしまうわ。
…でも指の隙間から見ちゃうタイプ。むっつりスケベって言うんでしょ、知ってるわよ。
Firefighters Calendar - Events, Calendars, Merchandise
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興奮のあまり購入も考えた。結構考えた。しかし熟考の末、買わない道を選んだ。
だって、消防士とコアラ。どちらも威力が強すぎて真っ向勝負なんだもの。コアラの可愛らしい魅力を消防士のセクシーな筋肉に全部持って行かれてしまうもの…。どうしたって、コアラ見るつもりが、ワーオ♡な半裸に視線を奪われてしまうもの。あんなの、部屋に下がってたら目がチカチカして興奮して眠れなくなるもの!!
第一、こんなカレンダーを残して、おちおち死ねやしないではないか。
…もし私が不慮の事故で死んで、家族が部屋に入ってきた時…。半笑いする弟の顔が見える。ドン引きする父の顔が見える。「キャー♡これもらっちゃおう」って持って帰る母の姿が見えすぎる…。
ああ、恐ろしい、恐ろしい。スキ+スキ=刺激物。でもスキ。