曲がり角ごとの驚きⅤ 201603築地・はたらくくるま

「11月には豊洲に移転しちゃうから、築地を見ておく?」と水産物輸入業に従事していた友人に誘われ、人生初の築地市場に行ったのは去年の3月。

朝3時30分、ホテルの窓から見下ろす場外。こんな時間でも車がたくさん。

場内では、高速で行き交うターレーに圧倒される。乗ってみたい…。

大量のトロ箱を延々と積み上げるブルドーザー。
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そびえ立つフォークリフト

叙情あふるる「食事の店しれとこ」のトラック。羅臼か…。
今にも田中邦衛唐十郎がふらっと現れそう。


いちばん驚くのはどこにでも無造作にある、この荷車?リヤカー?台車?何?

なんでも「小車」というらしい。
市場の「小車」 (こぐるま): 築地 魚がし 小田原町

年季の入った働き者。

駐車場?

チャリのおじさんに牽引されていたり。

マグロが安置されていたり。


こういう場所でのホンダ率の高さよ。世界一の働き者スーパーカブ

ジャイロも多い。

フュージョンも頑張る。

自転車だって頑張る。ガムテープでチェーンカバーを補強されて。

自転車屋さんも早朝から働く。言わばピットクルーみたいな存在だもんな。

尚、屈強なスタンド、屈強な荷台を持たぬママチャリは焼き網使用でそれなりに運搬可能に。

人もくるまも、皆誇り高く自信に溢れ、エネルギーに満ちているように見えて、
おかしな言い方かもしれないけれど、まるで日本じゃないみたいだった。
移転問題が早く落ち着く所に落ち着くといい。