きのこねこのこ

この11月で、我が家に猫がやって来てからちょうど1年。去年今年まるでみっちり詰まったいなり寿司みたいにご立派になられて…。 猫の名前は「どんこ」と「ポー」どんこさん友達から送られてきたこの写真を見て「椎茸かぶったような頭だな」と思ったのが名前の…

彗星

小学生の頃、ハレー彗星がやって来るというので世間は大騒ぎだった。 ドラえもんでハレー彗星の回があったのもあの頃だったんじゃないかと思う。 小学何年生とかコロコロコミックとか、そんなので読んだような気がする。 75年か76年周期でやって来るというあ…

あの頃は

和田アキ子 ♪古い日記小学校高学年の頃の担任の先生がなにかにつけて「あの頃は~ハッ!」と歌っていた。和田アキ子の歌らしいということは噂で知っていたが、曲名を知ったのは今日だ。曲の内容はいまだに知らない。「あの頃は~」しか知らないのだ。それは…

イノセント・ワールド

ついに、ついに終わってしまったラグビーワールドカップ。 11/1、3位決定戦の日は有給をとった。臨港パークのファンゾーンへ向かう途中、ランドマークプラザで「決勝まであと1日」のサインボードを見て、しみじみしてしまい写真を撮った。ラグビーボールをポ…

日はまた昇る

七月六日、日曜日の正午、フィエスタが爆発した。そう表現する以外、形容のしようがない。 (中略) フィエスタはいよいよ本番だった。それは七日間、昼も夜もぶっ通しで続くのだ。路上のダンスもつづき、酒もつづき、喧騒もやむことがない。その間に起こる…

いつもどおり

台風がくる、史上最強だ、15号よりヤバい、先週はずっとそんな嵐の中にいた。 木曜日にスーパーに行ったらパンの棚はすでに空っぽだった。 セブンイレブンでまだ食パンが買えたから良かったけれど、みんな着々と備え始めている。これはヤバいな、と心の中の…

親戚のおじさん

氷河期世代なので、仲間内で結婚している者も少ないし、結婚披露宴を行った者も少ない。 友達もそれほど多くないので、結婚披露宴に出た回数も少ないが、それ故に人の結婚披露宴の印象が強く残っている。 一番驚いたのは、「新郎新婦の上機嫌な親戚」だ。い…

夢のような日々

ついにラグビーワールドカップが始まった。 それこそ清水の舞台から飛び降りるような気持ちでチケットを買った去年が遠い昔のことのよう。 一度飛び降りたら慣れるものなのか、決勝のチケットも買った。 でも日にちが経ちすぎて日程もちょっと忘れていて、大…

計算ちがい

明日で我が家の猫もめでたく1歳。 「生まれたての子猫4匹を病院から引き取った」と友達からLINEが来たのは去年の3連休だったなあ。まだ目も開いていなかった頃あれよあれよと言う間に男子2匹を引き取ることになって、猫が来る嬉しさの反面、「ああ、計算が狂…

ガタ

夏休みが終わって、今日まで何をしていたかと言うと、まあ相変わらず猫とイチャイチャしているのだけれど、その合間合間で病院に通っていた。E.T目が!目が~!!!…なんか腫れてる!…と眼科に行ったり、耳が!聴覚過敏?…と耳鼻科に行ったり、人間ドック受けた…

ぼくのなつやすみ

おかげさまで夏休みは9連休。 片付けておかなければいけない仕事も多くて夏休み前は本当に忙しかったけれども、ついに!ついに夏休み!! と浮かれて座った8/9金曜日夕方の電車の中で大変な情報を手に入れた。 ガラスの仮面が8/11までの3日間、ebookjapanで2…

風が吹けば桶屋が儲かる

「風が吹けば桶屋が儲かるのはなんで?」 例えチコちゃんにそう問いかけられても、私は答えられる。ボーッと生きてない。 学生時代にソウルでみんなで思い出したという強烈な思い出もあるのでね。 大風で土ぼこりが立つ→土ぼこりが目に入って、盲人(めくら…

血と骨

弟が3人いる。 そのうち1号は両親とも私と同じ。2号、3号は父親が違う。 両親の離婚後、私と1号は父方にいたけれど、私は13の時に家出をして母の元に行った。それ以来20年程生き別れていた1号に再会したのは2011年だ。 行政書士の仕事をしている1号は、得意…

盆の踊り子

この土日は向かいの公園で盆踊りが開催された。 以前はまず土曜日の昼間からカラオケ大会があり、その後地元の中学校の吹奏楽部の演奏があって、それから盆踊りが始まる、という流れだったが、さすがにカラオケ大会は苦情が多かったのかここ数年開催されてい…

日々を数える

このブログを始める前は「90億の神の御名」というブログを書いていた。 タイトルはアーサー・C・クラークの短編小説からもらった。小説の中ではチベットの僧侶たちが90億の神の御名をリストに抽出する作業を何世紀も行っていて、すべての名前をリストに載せ…

T.G.I.F.

以前にこんなツイートを見て驚愕したことがある。阿波踊りといえば昔クラブで知り合った徳島出身の19歳の男の子が、「阿波踊りマジでやばいですよ。阿波踊りの日なら友達の彼女と勢いでやっちゃっても、まあ阿波踊りだし仕方ないかで済むんですよ」と言って…

この国のかたち

こうの史代の漫画、「この世界の片隅に」の中に、こんな1コマが出てくる。 そして頁の隅にはご丁寧にこんな注釈がついている。 純綿:混ざりもののないもめんのこと。昭和十三年以降、糸や綿織物は「スフ(ステープルファイバー。粗悪な化学繊維)との混用が…

時の流れに身をまかせ

隣の席のハルちゃんのお母さんは熱烈なキムタクファンなのだそうだが、最近はキムタクが劣化した、劣化した、と大騒ぎらしい。 いやあ、あの人だってもうあんな大きな娘さんのいるいい年だし、いつまでもセナじゃないでしょう…。芸能人もすぐに劣化した劣化…

ワル自慢

最近よく叩かれている「昔はオレもワルかった自慢」 ああいうアホエピソード、私は別に嫌いじゃないですよ。ウザいはウザいけど、そのアホさが微笑ましい。 「俺は辛さ20倍カレーにチャレンジしたことある」とか。 あの辛さマウンティングは小学生男子もやっ…

雨の物語

今年はガンダムシリーズが40周年ということであちこちでコラボ企画が行われている。野球も缶コーヒーも競馬も。 アムロ「アリマ行きまーす」シャア「有馬だからさ」 ガンダムと有馬記念 が融合した有馬戦士ガンダム『ニュータイプムービー』公開NHKでもオリ…

パンがなければ

パンがなければお菓子を食べればいいのに…とはフランス王妃マリー・アントワネットの発言である、と習ったような気がするし、それが「ベルサイユのばら」に描いてあったように思い込んでいた。 だが「ベルサイユのばら」にそんな描写はなかったし、そもそも…

伝えたいことがあるんだ

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)作者: 俵万智出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1989/10/01メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 892回この商品を含むブログ (39件) を見る両国…

宴のあと

相撲にハマって早4年。 2016年の初場所からは、国技館で開催される1月、5月、9月は必ず見に行っている。チケットは先先行で申し込む。手数料はちょっとかかるけれど、これまではずれたことがなかったので、どこかで「なんだかんだでチケットはとれるもんだ」…

青い鳥

長年おでんを炊いたりご飯を炊いたり、友人が来れば鍋をしたり、と活躍してきた土鍋が、我が家のテロ組織によって破壊された。テロ組織ニャルカイダのリーダー少しでも美味しいご飯が食べたいと土鍋で炊飯し、焦げをとるために水を張ってガス台に置いておい…

本当にひとり立ちしたい人は、何かを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢植えとかね。そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからが始まりなのよ。 キッチン (角川文庫)作者:吉本 ばなな発売日: 1998/06/23メディア: 文庫吉本ばななが23歳で書いた「キッ…

おいしい罠

ここ数年、よくネットで「無限ナントカ」とか「悪魔のナントカ」とか「やみつきナントカ」と言った簡単レシピが紹介されて話題になっているのだけれど、どうもあれらの食べ物をあまり美味しいと思えたことがない。 特にダメだったのはコレ。甘すぎてうえー、…

何を見ても何かを思い出す

「とにかく、素晴らしいストーリーだ。ずいぶん昔に読んだ小説を思い出したよ」 「きっと、何を読んだり見たりしても、何かを思い出すんじゃない、パパは」 蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす: ヘミングウェイ全短編〈3〉 (新潮文庫)作者: アーネストヘ…

Yの悲劇

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92637/2637814/index.html 先日、NHKでガンダム誕生秘話のドキュメンタリーを見たら、ファーストガンダムが見たくなってしまい、ここ最近の私は毎朝電車の中でガンダムを見ながら出勤している。きっと周りの人には心…

TERIYAKI

長らく一人暮らしをしているので、自炊はするし、毎日会社に弁当も持って行っている。 そう言うと誰も彼もが「えら~い」とか「女子力」だとか「マメ」だとか言い出すけど、そういう定型文いらんのじゃ。 一日のメインを弁当にして、弁当のために料理をし、…

水の都

うちの母は人にあれこれ口出しするのが好きなタイプで、そこかしこに余計な首を突っ込むが、受け入れられないことも多く、時に怒り、時にため息をつき、そして時には芝居がかった口調で、こんなことを言う。 「もういいわ。馬を水辺に連れて行くことはできて…