時の流れに身をまかせ

隣の席のハルちゃんのお母さんは熱烈なキムタクファンなのだそうだが、最近はキムタクが劣化した、劣化した、と大騒ぎらしい。 いやあ、あの人だってもうあんな大きな娘さんのいるいい年だし、いつまでもセナじゃないでしょう…。芸能人もすぐに劣化した劣化…

何を見ても何かを思い出す

「とにかく、素晴らしいストーリーだ。ずいぶん昔に読んだ小説を思い出したよ」 「きっと、何を読んだり見たりしても、何かを思い出すんじゃない、パパは」 蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす: ヘミングウェイ全短編〈3〉 (新潮文庫)作者: アーネストヘ…

目の黒いうちは

この前、同僚のタカハシさんが営業からの電話で「ちょっと待てよ!」と言われたらしく、「キムタクかよ!」と職場で盛り上がった。 どんな映画やドラマを見ていても、誰が言っても、「待てよ」と言われればキムタクを思い出してしまう。 別に意識高いアピー…

なんでカンガルー

昔飲み屋で、ジャズとブリティッシュロックと村上春樹が好きな意識高い系、自称ピアニスト(無職)のヤマちゃんと「村上春樹の作品って唐突に動物出てくるよね、カンガルーとか」なんて話をしていたら、ヤマちゃんが「カンガルーのこと歌ってるバンドとか結…

紫のバラのタコ

先日行った小江戸川越。何故だかうなぎも有名らしい。 カメレオンがどーんと鎮座する鰻屋。 今年はうなぎが値下がりするんですってね。 うなぎの価格がうなぎ登りだった数年前、母が得意げな顔で「うなぎって生態が全然わかってないから養殖が難しいんだって…

貝塚と坊っちゃん

先日、ふらっと出かけた東京都埋蔵文化財センターの資料スペースで、「板橋区立郷土資料館 平成21年度秋季特別展“貝塚に学ぶ -考古学者・酒詰仲男と地球環境”」という本に出会った。 ちょうどすぐ横に貝塚の貝層剥ぎ取りパネルが置いてあったこともあり、ふ…

タコ その愛

友人の弟は大学卒業後、宍道湖でシジミの研究をしていると言う。シジミ!! 自分が目移りしやすいせいか、ニッチな分野で生計を立てている人や、対象物について書かれた情熱的な文章なんかに、やたらと心惹かれる傾向がある。 例えば右翼雑誌の欄外にある拡…

ぬくぬく

ぬくぬく (こどものともコレクション2009) 作者: 天野祐吉,梶山俊夫 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2009/02/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る さむがりのようかいがいた。 からだにいっぱいわらをまきつけ、「ぬくぬく、ぬくぬく」と…

君拾帖

博物館のミュージアムショップが好きで、ああいう所に行くと、ついつい何か買ってしまう。中でも書籍で、その博物館ごとの展示内容等に特化されていたりするので、普通の本屋やAmazonなんかだったらスルーなのに、妙な胸のトキめきと共に購入してしまうのだ…