君拾帖

■くんしゅうちょう■  すきなことだけてきとうに

なんでカンガルー

昔飲み屋で、ジャズとブリティッシュロックと村上春樹が好きな意識高い系、自称ピアニスト(無職)のヤマちゃんと「村上春樹の作品って唐突に動物出てくるよね、カンガルーとか」なんて話をしていたら、ヤマちゃんが「カンガルーのこと歌ってるバンドとか結…

仁義なき戦い

友人ヤマダは学生時代明治大学に通っていて、時折講義の途中にヘルメットを被った学生運動の人が教室にやってきてあれこれ主張を叫び出すのだと言っていた。 もう20年近く前だが、その当時でさえ「え!!学生運動の人ってまだいるの?」と驚いた。ヤマダはし…

曲がり角ごとの驚き・23 岸辺のアルバム

毎日寒くて縮こまっているけれど、駅の旅行ポスターによれば、もうちょっとしたら河津桜が咲き始めるらしい。これはいつだったかの靖国神社の桜。 ここ数年春になると、毎年出社前に千鳥ヶ淵に桜を見に行く。うっとりと桜に見とれながら、それでいて、私は目…

人間的な、あまりに人間的な

年末に上海に行ってきた。 休みがあるからどこか行こう、飛行機に長時間乗るのは嫌だから近場にしよう、台湾は「パワースポットで恋力アップ!」みたいな女子が多そうだから避けよう…と思っていた矢先に江蘇省の観光サイトを見かけ 蘇州!蘇州夜曲!上海から…

冷徹と情熱の間

弟の娘はおそらくそろそろ3歳になるのだと思うが、生まれてから1度しか会ったことがない。 まだ座布団の上で寝るくらい小さかった頃だ。そっと足に触れて「ふにゃふにゃかと思いきや、赤子というのは割りとみっちりと肉がつまっているものなのだな」と驚いた…

曲がり角ごとの驚き・22 猫またぎ

子供の頃はよく猫を拾った。放っておけなくて、猫ごと家を追い出されたこともある。 父撮影 全盛期には家に猫が4匹いた。 父撮影 まだ目もあいていない、耳も寝たまま、手のひらに3匹いっぺんに載るような生まれたての子猫の面倒だって一生懸命見た。 父撮影…

バカみたいな事ばかり

「山に登る」と言えば、「登山て何が楽しいんですかね、わざわざ苦しい思いしてバカみたい」と言われることがよくあるし、ミュージカル関連の仕事をしていた時には「ミュージカルってダメだね。タモリさんも言ってたけど、突然歌い出す意味がわからない。バ…

悪魔が来たりて

あけましておめでとうございます。 不穏なタイトルですが健康的な話です。 さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。すると試みる者が来て言った。 マタイによる福…

クリスマス貝

年をとるとだんだんイベントごとに疎くなるのか、ハロウィンが盛り上がっていたのにも気づかなかったし、ボジョレーも知らぬ間に解禁となり、「今年のボジョレーは濃くて旨いよ」と言われ、買おうかなと思ったときには見当たらず。 おかげでクリスマスも「な…

曲がり角ごとの驚き・21 コクとは何か

12月頭に久々に山に行ってきた。久々なのでお気楽に行ける丹沢。 甲子園風に言うなら3年ぶり2度目のコース。地味にキツいの忘れてた。 でもまあ、今年は見れないかなあと思っていた紅葉も見れて。 全長17kmのコース、最後は若干へばりながら舗装路へ出てバ…

あなたに会えて

あなたに会えて良かった、というタイトルにしようとした時、最初に思い浮かんだのはキョンキョンが可愛く歌う、パパとなっちゃん的な「あなたに会えて~良かったね~きっと~私~♪」だったのに、師走だもんで、いざ歌いだしたら「あなたに、会えて~よ~か~…

悲しくてやりきれない

あの報道が出た次の日、私は何も知らずにいたら、朝会社で来る人来る人皆が言うのです。 「まめさんおはようございます。日馬富士大変ですね」「貴ノ岩ヤバいすね」 それでニュースを調べたけれど、まさかこんなことになるなんて思わなかった。普段は相撲を…

曲がり角ごとの驚き・20 YOUは何しにここへ

「備えよ常に」 ボーイスカウトよろしく、この言葉がモットーな私であるが、ハイキングのつもりでうっかり雪の日光に行ってしまったこともある。 しょうがない、下界は晴れてたもの。 また、旅先で「ロープウェイ乗れば千畳敷行けるって!行っちゃお!」とつ…

言った先から

巷ではよく「成功者の法則」やら「引き寄せの法則」やらで、「願望は口に出すと叶う。一日一度は口に出して言おう」とかなんとか言うけど。 …なんというか、私の場合、言った先から挫ける気がする。 この前10月末に「ラジオ体操を続けてもう2ヶ月、これから…

LOVEっていうのは

母の妹、つまり叔母が、かつて米兵と結婚して横須賀の海軍基地に住んでいた。 旦那さんの名前、本名は忘れたけれどスマイリーと呼ばれていて、その名の通り笑顔の深い黒人の人。 母方の祖母は終戦後、進駐軍の売店PXで働いていたらしく英語が話せる。それで…

曲がり角ごとの驚きXⅨ 命短し

人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。 中島敦 山月記 李陵・山月記 (新潮文庫)作者:…

パンダがライバル

以前はパンダの写真を集めていた。 いや、可愛いですよ、おにぎりみたいでさ。 しかし、今年、コアラにフォーリンラブしてからの私はどうもパンダがいけすかない。 コアラの方が可愛いのに…。絶対絶対可愛いのに…。 パンダの顔、よく見たらめちゃめちゃ熊な…

C'est la vie

別にキリスト教徒ではないのだけれど、死ぬまでに一度、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を歩きたいと思っている。 帆立貝の殻をリュックにつけて、900kmばかりの道をひたすら、50日近くかけて歩く。最後は地の果て、フィニステラまで行くんだ。新大…

新世界の神となる 2017夏/青春5日目

青春18きっぷ、最後は伊能忠敬記念館目指して佐原に行こうかと計画していたが、日光に行ったら「そもそもなんで家康は神様になって、日光はパワースポットだとか言われてるのか」なんて事が気になりだして、久能山東照宮に行ってみようと決めた。 5:48横浜発…

きのことみれば

わりときのこが気にかかる性分。 きのこにまつわるエトセトラ - 90億の神の御名 きのこ狩り - 90億の神の御名 きのこの食べ方 - 90億の神の御名 これは昨年、天城縦走してきた時に見かけた、たわわに実るきのこ これは9月の日光霧降高原。こう毎日毎日雨続き…

曲がり角ごとの驚きXⅧ スキ+スキ=

古くはチョコレート+ミント、もはや日本においても完全に市民権を得たと言えるハニー+マスタード。ロイズがやりやがったチョコレート+ポテトチップス。朝マックのあの、甘い+しょっぱいベーコンっていうマックグリドル。もうついていけないチョコレート+ベー…

ままならない 2017夏/青春4日目

鹿鳴館 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/12/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る11月、秋の終わり、天長節が舞台のこの戯曲の中で、主人公朝子は切々と嘆く。 「ああ、ままならない…

四諦 2017夏/青春3日目

己の無知に直面した際、いつも頭に流れる曲。 知らなかったよーーーーー♪ 知らなかったよー。足尾銅山が日光市だとは。わたらせ渓谷鐵道の終点からバスで小一時間で日光市街に着くのだとは。 そうとも知らず私は9月頭に日光に行こうとホテルの予約まで済ませ…

時間の厚み

以前、ユーロスペースで「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」という映画を見た。オランダの王立オーケストラの創立125周年記念ワールドツアーを追ったドキュメンタリーで、演奏する側、聴く側の人生に音楽が重なってくる。中でも冷戦下…

千穐万歳

国技館の入り口正面のショーケースには優勝杯やら内閣総理大臣杯、優勝旗、盾などがずらっと展示されている。 こちら日伊国交樹立150周年記念賞の生ハム原木らしきものと、座れそうなチーズ。手前のミキサーの上部みたいなのはたぶんチェコ国友好杯のクリス…

曲がり角ごとの驚きXⅦ あの日へ行きませう

あの日、青春18きっぷで行った登呂遺跡の登呂博物館では「登呂発掘と静岡市の近現代」という企画展が開催されていた。 キャッチコピーは「あの日へ行きませう」 なんともノスタルジックで、それに相応しく、戦後のレトロな品々や映画ポスターが展示されてい…

新しい朝

35をすぎたらめっきり夜更かしができなくなった。 ここ数年ずっと11時には大体寝てしまい、朝は5時半くらいに起きるという老人のような生活だ。友達と旅行に行くと「え、もう寝る?」と毎回驚かれる。 築地の朝だが、もっと前は全然そんなんじゃなかった。毎…

光射す方へ 2017夏/青春2日目

青春18きっぷの旅、2回目は渡良瀬渓谷へ。 6:37新橋発快速ラビット宇都宮行き→7:51小山着→8:00小山発両毛線高崎行き→9:01桐生着 9:30のわたらせ渓谷鐵道トロッコ列車に乗る。トロッコ列車ってよく知らなかったけど、このように窓がない電車。 窓がない分景色…

曲がり角ごとの驚きXⅥ コアラのマーチ

日々は結構忙しい。けれど割りと笑顔で過ごしている。 全てはコアラのおかげだ。会社の机の周りはもはやコアラの写真だらけ。デスクトップの背景ももちろんコアラだ。 どんなに営業にイラっとしようとも、デスクトップを見れば「ああーん、もうなんでもいい…

チーかまと小心者

以前飲み屋で知り合った女の子で「酔うと必ずインスタント焼きそばを買ってしまう」という女の子がいた。 彼女は言う。 「この前もすごい飲んじゃった日があって、朝起きたら枕元に焼きそばがたくさん転がってたんですよー、でも買った記憶が全然なくてー」 …