君拾帖

■くんしゅうちょう■  すきなことだけてきとうに

扉の向こう側

昨今では宅配便を装った殺人事件などが起こる物騒な世の中なので、簡単にドアを開けてはいけないなんてよく言われるんだけど、ドアチャイムが鳴るとついうっかりインターホンも使わずにハイハイとドアを開けてしまう。ビールなんか飲んで上機嫌なら尚更だ。 …

曲がり角ごとの驚き・25~苦難に耐えて~

以前、別ブログでこんな記事を書いたけれど、人間ジブリが出たら本当に危険な状態だと思う。 よしながふみ「1限目はやる気の民法」より、司法試験に失敗して精神を病んでしまった先輩の台詞。何度見てもゾッとする。やばい。 前のブラックな職場で徹夜明けの…

蟹座の女の子

…って~どこか少し大胆~♪ 私が大学生の頃が広末の全盛期で、広末大ファンの男子に「ヒロスエじゃない!!ヒロスエさん、と呼べ!!」と怒られたので、未だに脳内でヒロスエさん、って思ってる。休日の渋谷に行かなければ行けない時は頭の中で「渋谷はちょっ…

何もかも皆懐かしい

地球か…。何もかも皆懐かしい…。 by沖田艦長*相撲友達のつるちゃんは「日頃から相撲が好きだって公言してるとさ、誰かが余ってるチケット回してくれたり、『相撲と言えばこの人』って感じで声をかけてくれるんだよね。ありがたいよね。やっぱ言っとくもんだ…

想像力より高く飛ぶ鳥

どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう 寺山修司 ロング・グッドバイ 寺山修司詩歌選 (講談社文芸文庫)作者: 寺山修司,齋藤愼爾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/03/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件)…

曲がり角ごとの驚き・24 逢いたくなった時に君はここにいない

あれは4才くらいだったかしら。風邪をひいて母と小児科に行ったら、小児科の入り口でペロペロキャンディーを舐めながら靴を履いている女の子がいて、私はそのキャンディーに釘付けだった。 帰ってから母に「何か食べたいものがあるか」と聞かれて「ペロペロ…

ONCE IN A LIFETIME

今はもうずいぶん安い値段で眼鏡を購入できるお店がたくさんあるけれど、ちょっと前までは全然そんなことなくて、眼鏡やらコンタクトなんて買おうと思ったら5万は覚悟しなければならなかった。 眼鏡男子、ていうか眼鏡力士ぬすくぐ。錦木 近所に「ものっす…

Memento Mori

ある日、友人から相次いで連絡が来た。前の会社の営業さんが急に亡くなった、死因は不明だと言うのだ。 「Sさん、結婚してたよね」「辞めてからはどこどこで働いてたらしいよ」「山に登るみたいだから、山で何か事故があったのかしら」 そんな事をひとしきり…

なんでカンガルー

昔飲み屋で、ジャズとブリティッシュロックと村上春樹が好きな意識高い系、自称ピアニスト(無職)のヤマちゃんと「村上春樹の作品って唐突に動物出てくるよね、カンガルーとか」なんて話をしていたら、ヤマちゃんが「カンガルーのこと歌ってるバンドとか結…

仁義なき戦い

友人ヤマダは学生時代明治大学に通っていて、時折講義の途中にヘルメットを被った学生運動の人が教室にやってきてあれこれ主張を叫び出すのだと言っていた。 もう20年近く前だが、その当時でさえ「え!!学生運動の人ってまだいるの?」と驚いた。ヤマダはし…

曲がり角ごとの驚き・23 岸辺のアルバム

毎日寒くて縮こまっているけれど、駅の旅行ポスターによれば、もうちょっとしたら河津桜が咲き始めるらしい。これはいつだったかの靖国神社の桜。 ここ数年春になると、毎年出社前に千鳥ヶ淵に桜を見に行く。うっとりと桜に見とれながら、それでいて、私は目…

人間的な、あまりに人間的な

年末に上海に行ってきた。 休みがあるからどこか行こう、飛行機に長時間乗るのは嫌だから近場にしよう、台湾は「パワースポットで恋力アップ!」みたいな女子が多そうだから避けよう…と思っていた矢先に江蘇省の観光サイトを見かけ 蘇州!蘇州夜曲!上海から…

冷徹と情熱の間

弟の娘はおそらくそろそろ3歳になるのだと思うが、生まれてから1度しか会ったことがない。 まだ座布団の上で寝るくらい小さかった頃だ。そっと足に触れて「ふにゃふにゃかと思いきや、赤子というのは割りとみっちりと肉がつまっているものなのだな」と驚いた…

曲がり角ごとの驚き・22 猫またぎ

子供の頃はよく猫を拾った。放っておけなくて、猫ごと家を追い出されたこともある。 父撮影 全盛期には家に猫が4匹いた。 父撮影 まだ目もあいていない、耳も寝たまま、手のひらに3匹いっぺんに載るような生まれたての子猫の面倒だって一生懸命見た。 父撮影…

バカみたいな事ばかり

「山に登る」と言えば、「登山て何が楽しいんですかね、わざわざ苦しい思いしてバカみたい」と言われることがよくあるし、ミュージカル関連の仕事をしていた時には「ミュージカルってダメだね。タモリさんも言ってたけど、突然歌い出す意味がわからない。バ…

悪魔が来たりて

あけましておめでとうございます。 不穏なタイトルですが健康的な話です。 さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。すると試みる者が来て言った。 マタイによる福…

クリスマス貝

年をとるとだんだんイベントごとに疎くなるのか、ハロウィンが盛り上がっていたのにも気づかなかったし、ボジョレーも知らぬ間に解禁となり、「今年のボジョレーは濃くて旨いよ」と言われ、買おうかなと思ったときには見当たらず。 おかげでクリスマスも「な…

曲がり角ごとの驚き・21 コクとは何か

12月頭に久々に山に行ってきた。久々なのでお気楽に行ける丹沢。 甲子園風に言うなら3年ぶり2度目のコース。地味にキツいの忘れてた。 でもまあ、今年は見れないかなあと思っていた紅葉も見れて。 全長17kmのコース、最後は若干へばりながら舗装路へ出てバ…

あなたに会えて

あなたに会えて良かった、というタイトルにしようとした時、最初に思い浮かんだのはキョンキョンが可愛く歌う、パパとなっちゃん的な「あなたに会えて~良かったね~きっと~私~♪」だったのに、師走だもんで、いざ歌いだしたら「あなたに、会えて~よ~か~…

悲しくてやりきれない

あの報道が出た次の日、私は何も知らずにいたら、朝会社で来る人来る人皆が言うのです。 「まめさんおはようございます。日馬富士大変ですね」「貴ノ岩ヤバいすね」 それでニュースを調べたけれど、まさかこんなことになるなんて思わなかった。普段は相撲を…

曲がり角ごとの驚き・20 YOUは何しにここへ

「備えよ常に」 ボーイスカウトよろしく、この言葉がモットーな私であるが、ハイキングのつもりでうっかり雪の日光に行ってしまったこともある。 しょうがない、下界は晴れてたもの。 また、旅先で「ロープウェイ乗れば千畳敷行けるって!行っちゃお!」とつ…

言った先から

巷ではよく「成功者の法則」やら「引き寄せの法則」やらで、「願望は口に出すと叶う。一日一度は口に出して言おう」とかなんとか言うけど。 …なんというか、私の場合、言った先から挫ける気がする。 この前10月末に「ラジオ体操を続けてもう2ヶ月、これから…

LOVEっていうのは

母の妹、つまり叔母が、かつて米兵と結婚して横須賀の海軍基地に住んでいた。 旦那さんの名前、本名は忘れたけれどスマイリーと呼ばれていて、その名の通り笑顔の深い黒人の人。 母方の祖母は終戦後、進駐軍の売店PXで働いていたらしく英語が話せる。それで…

曲がり角ごとの驚きXⅨ 命短し

人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。 中島敦 山月記 李陵・山月記 (新潮文庫)作者:…

パンダがライバル

以前はパンダの写真を集めていた。 いや、可愛いですよ、おにぎりみたいでさ。 しかし、今年、コアラにフォーリンラブしてからの私はどうもパンダがいけすかない。 コアラの方が可愛いのに…。絶対絶対可愛いのに…。 パンダの顔、よく見たらめちゃめちゃ熊な…

C'est la vie

別にキリスト教徒ではないのだけれど、死ぬまでに一度、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を歩きたいと思っている。 帆立貝の殻をリュックにつけて、900kmばかりの道をひたすら、50日近くかけて歩く。最後は地の果て、フィニステラまで行くんだ。新大…

新世界の神となる 2017夏/青春5日目

青春18きっぷ、最後は伊能忠敬記念館目指して佐原に行こうかと計画していたが、日光に行ったら「そもそもなんで家康は神様になって、日光はパワースポットだとか言われてるのか」なんて事が気になりだして、久能山東照宮に行ってみようと決めた。 5:48横浜発…

きのことみれば

わりときのこが気にかかる性分。 きのこにまつわるエトセトラ - 90億の神の御名 きのこ狩り - 90億の神の御名 きのこの食べ方 - 90億の神の御名 これは昨年、天城縦走してきた時に見かけた、たわわに実るきのこ これは9月の日光霧降高原。こう毎日毎日雨続き…

曲がり角ごとの驚きXⅧ スキ+スキ=

古くはチョコレート+ミント、もはや日本においても完全に市民権を得たと言えるハニー+マスタード。ロイズがやりやがったチョコレート+ポテトチップス。朝マックのあの、甘い+しょっぱいベーコンっていうマックグリドル。もうついていけないチョコレート+ベー…

ままならない 2017夏/青春4日目

鹿鳴館 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/12/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る11月、秋の終わり、天長節が舞台のこの戯曲の中で、主人公朝子は切々と嘆く。 「ああ、ままならない…