曲がり角ごとの驚きⅡ 像あれこれ

しかし考えようでは、曲がり角をまがることは胸さわぐ快楽でもありうる。
曲がり角のむこうには素敵な出会いが待ち受けているかもしれないし、だいいちそれまでの、いいかげんうんざりしていた世界に背をむけて、新しい風景のなかに入っていけることはほぼ確実なのだから、曲がり角をまがることは小さな、あるいは大きな驚きを経験することでもあるのだ。
          塚原史終末のソリチュード」より

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素敵な出会い@秩父三峯神社
明らかに体のバランスがおかしいけど、フレンドリーに出迎えてくれるヤマトタケルノミコト氏。
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合羽橋でノリノリの大黒様。
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金色の河童、河太郎。
まあ、かっぱ橋だもんな、河童くらいいるよな。
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でも河口湖の駐車場脇の草むらに突如、河童がいる必要ないよな。


こちら水戸駅前に立つ黄門様御一行。お約束どおり。

そしてこちらは恩田陸夜のピクニック」のモデルとなった水戸一高にあるモニュメント。
タイトルは「わが道をゆく」。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

それにしても水戸の人は歩いて旅立ちがちなのか。


伊豆、浄蓮の滝前で、大志を抱く感じの伊豆の踊子像。
水戸一高と併せて、青春2部作

そんな青春を木陰からそっと見守る修善寺のだるまさん。振り向けば奴がいて若干ビビる。

最後はうちの父親が中学生の頃に作った遮光器土偶
母は鼻をふくらませて「この前本物を見てきたけど、うちの方が顔が上品だった」と力説した。

胸さわぐ快楽を求めて曲がり角をまがるうちに、いつしかいいかげんうんざりしていたはずの我が家に還ってきて大団円。
めでたしめでたし。

NEXT GENERATION

昔、大好きだったチェッカーズは「NEXT GENERATION」という曲の中で「僕らはいつも“その後の世代”」と歌っていた。

THE CHECKERS SUPER BEST COLLECTION 32

THE CHECKERS SUPER BEST COLLECTION 32

子供の頃、世の中はバブルだとか言って浮かれていた。だから私はずっと思っていた。大人になったら、小さな三角のグラスに入ったさくらんぼ入りの綺麗な色のお酒を飲んで、男の人からスカーフをもらったりするのだろう、と。
大人とはそういうものであると。
しかしバブルはあっさり弾けてしまい、中学生になった頃には「モツ鍋を食べるのが大人なのだ」と思うようになった。
そのせいだろうか、あのバブル期の浮かれ感に対して、どうにも居心地が悪く、避けて通りたいような気持がある。

去年、Bunkamura ザ・ミュージアム国芳・国貞展があった。
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行きたいと思ってはいたけれど、あまりのサブカルポップゴリ押し感に警戒を強めてしまい、結局行かなかった。
髑髏と書いてスカル、手紙と書いてメール。
特集ページには「幕末の浮世絵両雄(ツートップ)が渋谷で激突(マッチアップ)」との煽り文句…。
そして何より「俺たちの国芳、わたしの国貞」っていう80~90年代の雑誌の特集みたいなタイトル。
危険すぎる。バブルの香りが強すぎる…。

だいぶ落ち着いたが、2010年頃から妙に世の中がバブル懐古に走ったり、バブル再来!と騒がしく煽り出したように思う。
ファッションではプロデューサー巻きが再流行したし、秋元康が再び大ブレイクしたり、株価も一時は上がったり。
歴史は繰り返すと言うけれど、こんなに早く?と少し焦った。
でもまあ、考えてみればあれから30年か、妥当な歲月かしら…。

タイムスリップしたかと思った!…という程に驚いたのは、2012年、東急線内に一斉に貼られた渋谷ヒカリエの開業広告を見た時だ。
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ワープロ時代を思い出させる斜体フォント。
「あとは自分のセンス?」「そう、自分らしさを探しに行くの」という東京ラブストーリーみたいな会話。
朝の通勤電車の中、目を見張って息を呑んだ。
「アートを体感できるのさ」って…石田純一の声で読めばいいの?それともハートカクテルなの?

先日、東急カード会員の無料招待日があったので、Bunkamura ザ・ミュージアム河鍋暁斎展に行ってきた。

この展覧会、またしても骸骨推しのサブカル感満載で、特集ページはさんざん技巧をこらして「お洒落なポップアート」アピール。
やたらあちこちで招待券プレゼントもしているし、きっと内容が薄いんだろう、あまり期待しないほうがいい、と思って出かけたら、予想に反してとても素晴らしく、楽しかった。

バブリー広告故に敬遠したあの国芳・国貞展もきっと素晴らしかったのだろうな、と今更思う。どうにも敬遠している渋谷ヒカリエも素晴らしい商業施設なのかもしれない。
「逆に新鮮!」「懐かしい!」「景気良かったよね、あの頃」と支持されているのだろう、あのバブルっぽさをむしろトラウマのように感じて素直に楽しめない、私はいつも“その後の世代”

タコ その愛

友人の弟は大学卒業後、宍道湖でシジミの研究をしていると言う。シジミ!!
自分が目移りしやすいせいか、ニッチな分野で生計を立てている人や、対象物について書かれた情熱的な文章なんかに、やたらと心惹かれる傾向がある。
例えば右翼雑誌の欄外にある拡声器の広告だとか、きのこや苔について語られた文章だとか。
そのマニアックさに感心し、困惑するのが楽しいのだ。

タコの教科書

タコの教科書

そんなワケで、書架でこんな本を見つけたら、帯に書かれた「図解:タコ学決定版」というダサいキャッチコピーを見たら、冒頭の「あなたがタコをじっと見つめたら、そのタコはあなたを見つめ返してくる― 驚くことに、タコの観察にかなりの時間を費やしてきた人たちは口をそろえてそう言う。」という一文を読んだら、もう即買いだ。例え2200円しようとも。
タコの観察にかなりの時間を費やしている人たち、ね。トキめくな。

この本は「教科書」の名に恥じず、生物学、芸術、料理、飼育、と様々な角度からタコについて書かれているが、最初はもちろんタコの生態からで、シルル紀デボン紀やら、種類、部位、行動、繁殖方法等の説明が続く。
だが、そんな繁殖方法の文章の上に挿し込まれた写真は「ワインとトマトとともに煮込んだタコ(イタリア料理)」という料理写真だ。

なぜ今ここでこの写真…。

著者はスペイン在住のアメリカ人ジャーナリストで、他に「ゴキブリたちの優雅でひそやかな生活」などの著書がある。ジャーナリスト故か、外国人だからなのか、ちょっと変わったこのセンス。
この人の文章もさることながら、登場する人々のタコへの愛もおもしろい。

「地中海でとれたタコなんて買おうとしたことさえないよ」とは、バルの厨房を17年間切りまわしているルイス・ガリェゴの話だ。
「大事なのは大西洋でとれたものであり、地中海産ではないってことさ。大西洋で育ったタコならとにかくおいしいんだ」

なんだよ、このサリンジャーの小説にでも出てきそうな台詞ときたら。
また、タコをモチーフに使うニューヨークのアーティストの発言はこうだ。

自分の型がきちんとあるアーティストたちで本当にスタイリッシュな人の作品には、決まってタコが登場する

自分とタコが大好きなんだろう、そうだろう。
スペインのアーティストには若干の悲哀もある。

数えきれないほどタコを捕まえてきたけれど、もう今じゃそんな殺生はしないし、めったに食べない。タコにあまりに関わってきたものだから、食べづらいんだ。タコは僕にとって本当に大事な意味を持つ。僕は何時間もタコをじっと見ている

お前にとって魔性の女か、タコは。

タコの飼育法、タコ関連年表、タコの参考文献、タコの浮世絵、タコにまつわる伝説、ことわざ、エロス、物語…、様々な角度からアプローチするうちに著者も混乱してきたのか「タコは友なのかそれとも敵なのか、抱擁すべき相手なのか恐怖の的なのか、あるいはそのどちらでもないのか」と苦悩しだすが、私だって当惑してるよ…。

そんな迷いに対して、ヴィクトル・ユゴーは「海に働く人々」という小説の中で、こう断言している。
ちなみに主人公が獰猛なタコと激しい戦いを繰り広げる物語らしい。

神は「タコ」をつくった。
神はその気になれば、忌まわしいものにおいても卓越している。
すべての理想が認められ、もし恐怖が目的であるなら、タコは傑作である。
いったいタコとは何だろう?それは吸盤なのである。

吸盤なんだ。そうなんだ。いや、どうなんだ。
と、ますます困惑するばかり。まあそれが嬉しくて読んでるんだけど。

曲がり角ごとの驚きⅠ スペイン201608・ピクト

すべては冠を頂いた幼年期のなかに坐っている
曲がり角ごとの驚き
         トリスタン・ツァラ「内面の顔」

犬も歩けば棒に当たるし、曲がり角を曲がるたびに、
どこかへ出かけるたびに、おかしなものばかりが目につくし。

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乗り継ぎをしたドーハのハマド国際空港のピクト。
機首が下がっていることと前輪が出ていることとで到着を表現。

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確かグラナダ。おそらく歩行者注意的な。
日本の歩行者ピクトに比べて関節に動きがあり、浮かれスキップ感が強い。


マドリードからトレドへ向かう途中の工事現場。
これも関節に動きがあり、中腰感が出てる。あと、土の山が和式便所型じゃない。

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アルハンブラ宮殿内のスリップ注意。
首がつまってるあたりが「OOPS!」て感じ。

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コルドバの店先の禁煙マーク。
上下逆さまに貼られただけか、スペインでは煙が下に出るマークが主流なのか


アトーチャ駅構内の亀の池前に「亀の持ち出し禁止」的な看板とピクト。
まあ、持ち出さないけどな。誰かカバンに入れてく奴いるのか。どうなんだ。

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たぶん通学児童注意。「いっけなーい、遅刻遅刻!」みたいな兄妹。
妹の髪止めの四角い飾りがデカすぎるのが気になる。


バルセロナの生ゴミ回収ボックス。
食い尽くされたアップル。直感的なわかりやすさ、さすが。

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旅行中、見かけるたびに理解に苦しんだのが、この出口マーク。
初めは集合場所案内かと思っていた。
なぜ四方から○に向かうのが出口なのか、それはわからないが、
ともかくここが出口なので、おつかれさまでした。

お金で解決

金正男氏が殺害されてしまって、職場で同僚と「毒殺だって…」「え、吹き矢?」「そんな即効性のある毒ってどんな毒なの」と話題になるけれど、なにぶんみんな小市民なのでまったくもってよくわからない。
そう言えば、シェイクスピアの「ハムレット」の父王は耳から毒を入れられて殺されるんだけど、どんな毒…すぐ気づいても無駄なの?とずっと気になっていたっけ。最後の決闘も毒を塗った剣だったっけ。

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コナンくんやら金田一少年やらを読んでいても、気にかかるのはあの数々の殺人のトリック…。
推理モノのウリはああいうトリックの巧妙さなんだろうけど、やれワイヤー張ってみたり、時間差だのアリバイだのなんだのと…。
そんなこと思いもよらないし、なにぶんめんどくさがり屋なもんで、あれこれ思案する間に殺すほどの憎しみもやる気も奪われて「もういいや、寝よう」と思ってしまいそう…。
あんな面倒くさいことを延々考えた上で、更に実行するなんて、相当根深い憎しみなのだな。

ちょうど会社で標的型攻撃メールの訓練のためのビデオを見せられたり、業務上、詐欺に遭わないための研修を受講させられたりもした。
もう誰のことも信じられなくなりそうな恐ろしい内容のビデオだった。いくらお金になるからって、あんなに頭を使って策を巡らせて、危ない橋をわたるくらいなら普通に働いた方が精神的に楽なんじゃないか、と私などは思ってしまう。
嘘をつき続けるのは才能が必要だって、誰かが言ってたよ。そんな才能ないよ、私。

さて、世の中確定申告の時期なので、税金の話なんかもしたりする。
友人や弟はそういうことに詳しいもので、節税のために会社を作っただの、株がどうだの、趣味の音楽活動を職業扱いとして生活費のすべてを経費計上するためにレシートを逐一ファイリングして…だの色々やっているらしい。
私も簡単な控除申請くらいはe-taxでやるけど、とてもそこまではできない。そんな面倒なことするくらいなら、おとなしく税金払った方がマシだよ…。

世の中、悪事も、税金返してもらうのも、すごく頭使わないといけないものなのね。そして楽をしたかったらお金がかかるものなのね。
頭使うか、お金使うか、か。
面倒くさがりの私は出来ればお金で解決したいタイプ。そして頭使う悪事も面倒だから投げ出したい方。
まあ、小心者の小市民だけど、おかげで幸せだわ。ボールペン型の凶器で毒殺されたりしないだろうし。

黒歴史

ゆうこりんこりん星から来たという設定は今や黒歴史だという。
恋しさと切なさと心強さに満ちていた頃の篠原涼子おバカキャラが売りだったけど、あれももう黒歴史なんだろう。いつの間にか「デキる女」イメージに塗り替えられているもんな。

人間誰だって、忘れてしまいたいことや忘れてもらいたいことの一つや二つ、持ってるもんだ。
武田信玄のラブレターとか、伊達政宗の遅刻詫び状だってそうだろう。
戦争でいろんな文化財が惜しくも焼かれてしまったというのに、どうしてこれは残ったの?もうやめて!と信玄もあの世で悶絶しているのではないか。
政宗なんてわざわざ手紙に「恥ずかしいからこの手紙すぐ燃やして」と書いてるのに、燃やしてもらえなかったんだもんな。

どんなに下らないものでも、本人が燃やしてもらいたがっていたようなものでも、時間を経るとそれだけで「貴重な資料」「ありがたいもの」のように扱われる傾向があるが、本当にそんなにありがたいものなんだろうか。
「あーーー!!それただの買い物メモ」とか、「若気の至りの日記!見ないで捨てて!今すぐ!!」とか、そういう恥ずかしいものも結構あるんじゃないのか。
例えば今、突然死したら大抵の人がPCの中身の始末に困るように。

徒然草」なんか学校で粛々と習ったけれど、「仁和寺の法師、飲み会でウケ狙いで鉢を頭にかぶって踊ったら、鉢が抜けなくなって、無理矢理抜いたら鼻とれた!!」…って東スポかよ…とあの頃も今も疑問。
こんな「おじいさんの面白ブログ」みたいな文章に対して、難しい顔して品詞分解だの活用形だのと論じる必要、本当にある?吉田兼好、それ望んでた?

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会社で書類チェックをしていると、時々ものすごく立派で威厳のある角印に出会う時がある。そうすると不安になる。
「もしも後世の人がこの印鑑を発掘して“王の印!”などと大騒ぎして博物館に展示されてしまったらどうしよう、ただの会社印なのに…」
まあ、そんなこと考える必要ないんだけど、考えてしまいがちな性分です。

先日、多摩ニュータウンにある東京都埋蔵文化財センターに行ってきた。多摩ニュータウンは古代人にもニュータウンだったようで、ざくざくと遺跡やら土器やらが出てくるらしい。無料の割に、本物の土器に触ることもできる。きっとアホほど大量にでてくるのだろうな。

写真は大英博物館にも展示された事もあるという、「多摩のヴィーナス」と名付けられた土偶だが、この他に、これよりももっと小さな手のひらサイズの女性の土偶が多数展示されている。
「祭りなどに使われたのかもしれないが、詳しい用途は不明。すべて女性像」と説明文に書いてあった。
それで、私はまたいろいろ考え不安になってしまうのだ。

別に祭りとかじゃなくて、古代人にとってのグラビア写真みたいな存在だったらどうしよう…。○○さんの作るオンナってやっぱいいよね!いや、俺は××さんの作る方が好みー…とか。現在におけるフィギュアみたいな…。いやー、調べなくていいから!恥ずかしいから!黒歴史だから!…って古代人が思ってたらどうしよう…。

だって、古代人だからって別に高尚なワケでもないじゃない?
人間ってどうしようもない部分のある生き物じゃない?
誰にだって、若気の至りも、忘れてもらいたい黒歴史も、あるじゃない?

ちくわ大使

2008年のビールに合うおつまみランキング
第143回アンケート結果(ビールのおつまみ)/ネットリサーチDIMSDRIVEのランキング調査結果
こっちは2015年
ビールに合う「おつまみ」ランキング - 20代にはがっつり系の●●が人気 | マイナビニュース

どちらにしろ王座は枝豆のもので、唐揚げも常に上位をキープ。その他に出てくるのは柿の種、するめ、豆腐、ポテトフライ…まあ王道ですよね。
私が個人的にビールのおつまみで一番好きなのはかまぼこや笹かまと言った練り物だ。チーかまなら尚良しだが、そんな練り物がランキングに登場するのは2008年の60代以上の女性の回答だけ。あれから10年。もう回答者はみんな70代以上になっているんだな…。

横浜スタジアムでは、ベイスターズの前身が大洋ホエールズだったせいかビールの売り子のお姉さんがちくわも販売している。もちろんマルハのだ。あれを見た時は嬉しかった。

ビール飲んでちくわ齧って野球見るとか最高だよな。
それなのに相撲ときたら。

呼び出しさんたちがこれだけ紀文やなとり、そして鈴廣のお衣装を着ているというのに、置いてあるのはお高い5個入りのチーちくのみ。なぜ笹かまやちぎりあげ、ちくわを置いては下さらないのだろうか。
我慢ならずに、今年の初場所はチーかま持参で国技館に乗り込んだ。相撲友達つるちゃんにおすそ分けしたら「国技館でチーかまが食べられるとは思わなかった!」と喜んでくれたよ。

夏に大相撲仙台場所を見に行った時は、さすがに仙台だけあって笹かまも売られていた。
そんな仙台場所の帰り、友人に仙台港に連れて行ってもらって、イベントホール隣接の閑散としたカフェに入った所、変わったパンを見つけて大興奮。

え!ちくわパンだって。ちくわ入ってる!
パンにちくわ入ってるんだけど!これ買うわ!!

買って齧って更に写真を撮る私に友人は「ええ…そんな珍しいかなあ」と呆れ顔であった。
ちくわの穴の中にはツナマヨが入っていた。

友人が驚かないのもまあ当然のことで、調べてみたらちくわパンって北海道では当たり前のようにあるものなんですってね
フジパンから全国発売もされているんですってね。
全然知らなかった。

ワタクシ、長年、石原良純が「笹かま大使、ちくわ大使、はんぺん大使…」という肩書を持っていることに「ズルいぞ!良純!」と嫉妬の念に駆られていたのですが、ちくわパンも知らないようじゃ、ちくわ大使にはなれないわね…。
ちくわ大使はお前だよ、良純。
でもチーかま大使の座だけは渡したくないのよ!